話題の調理家電、シャープの「へルシオホットクック」を購入しました。出たばかりの無線LAN対応機種のホワイト1.6Lサイズ。
参考 へルシオホットクックシャープ公式サイト値段が4万円超えなので、かなり長い間迷った末の購入でしたが、買ってよかった!そしてもっと早く買っておけば良かったなって思ったくらいめちゃくちゃ便利です。
買ってまだ日が浅いですが、いくつか料理を実際に作って試してみました。
まずは使い始めて第一印象的に感じたことなどまとめてみますね。
これから買う人の参考になると思います。
Contents
ヘルシオホットクックとは?
電気式の調理鍋です。かき混ぜ用のユニットも内臓しているため、自動で調理しながら中の料理のかき混ぜまでできます。
本体内蔵しているメニューなら、材料を入れてメニューを選べば自動で料理ができます。
もちろん自分で好きな時間、調理方法、混ぜる・混ぜないの設定もカスタマイズできますよ。
使い方に慣れたら、ざっくりとした感覚で残り物で自動調理もできそうです。
ヘルシオホットクックのモデル
ホットクックのモデルは、サイズが2.4Lと1.6L。また無線LAN対応機種と未対応機種があります。
この記事と同モデルの赤1.6L
この記事で取り上げてる機種の色違いです。
無線LAN対応の2.4Lタイプ
無線LAN対応の大容量タイプ。家族が多い人や、まとめてたっぷり料理をしたい方向けです。
前モデル1.6L(無線LAN未対応)
無線LAN未対応の前モデルです。その分値段は下がりますので、安くとにかくホットクックを使いたい人にオススメです。
前モデル2.4L(無線LAN未対応)
こちらは無線LAN未対応の大容量タイプ。
ホットクックを買った理由
僕は1人暮らしをしていますが、疲れた時や仕事で遅くなった時にはコンビニやスーパーのお惣菜で済ますことがよくありました。
ですが健康と節約を意識してもっと自炊の割合を増やしたいので、料理にかける時間とエネルギーを少なくできる家電をと思って今回ヘルシオホットクックを買いました。
あとはもともと調理家電が好きなのもあります。
ヘルシオホットクックへの興味が膨らんだのは勝間和代さんの本を読んだから。
ヘルシオホットクックなどの時短家電を使った普段の生活がイメージできる本なので興味がある方は一読をオススメします。
あとは山崎寿人さんの本の節約をしつつ「食生活を充実させるために調理道具への初期投資をする」という考え方にも影響を受けましたね。
このモデルを選んだ理由
見た目
1人暮らしなので、サイズは1.6Lに決めていました。
あとはカラー。色が白だから。
個人的に見た目が赤よりも白が好みだったからこのモデルを選びました。やっと現行モデルから赤だけでなく、白のモデルも出たんです。
万能的に使える家電なので数年は使うつもりで買っていますので、やはり見た目にも自分が好きと言えるものを使いたい。そこが一番大きいです。
この記事を書いてる時点では最新型なので旧モデルに比べると割高ですが、数年使うと考えたら1年あたりの差額は少ないですし、「好き」って思えるモノかどうかも自分の中で大事ですからね。
機能面
機能面はどれを選んでも自分の要求(ほったらかし調理)は満たせると感じていたので、特に重視はしませんでした。
ただ一番旧式のタイプはメニュー表示が番号表示(例えば「カレー」ではなく、「1-1」など)なので、候補から外しました。
最新のモデルはメニューはちゃんとメニュー名で選択できるようになっています。
一人暮らししているのでサイズ的には小さい方の1.6Lがちょうどいいです。
あとはネット接続することでメニューを増やしたり、使い方の幅を広げられそうということでネット対応のモデルを選びました。
ヘルシオホットクックの外観
ホットクックの外箱
外箱はこんな感じ。箱からしてかなりの大きさで存在感あります。
レシピブックも付属していますよ。
ホットクック本体はかなりの大きさ
Amazonなどのレビューでよく見る通り、かなりの大きさ。「でかい!」が第一印象。うちの三合炊きの炊飯器よりも大きいです。
明るめのパールホワイトが清潔感があって気に入っています。
大きさがあるのでどこかしら置くスペースは、事前に確保しておく必要があります。
組み立てはシンプルで簡単
付属品は、本体の他に、内鍋専用のフタ、電源コード、蒸し料理用の蒸し板です。
かき混ぜるユニット付きの炊飯器、といった印象。
各パーツの取り外し、組み立てもシンプルで簡単です。
釜部分は金属なので料理の匂いが付きにくいのがいいですね。
内釜以外は食洗機対応なので、食洗機を持っていると料理も片付けも大部分が自動化できますね。
使ってみて感じたこと
料理をほったらかしにできるのが革命的に便利
調理開始のスイッチを入れたら、完成まで完全にほったらかしにできるんです。
火加減を見に行ったり、かき混ぜたりすることも一切なし。料理が完成したら電子音だけでなく、声で「できましたよ」と教えてくれます。
スイッチを押したら料理のことを完全に忘れて他のことに集中できるのが素晴らしい!
このあたりはルンバや食洗機と同じで自分の時間を買える感覚です。小さなお子さんがいたり、家事をしつつ働いたり家で自分のやることが多い人には絶対助けになすはず。
短時間でもしっかり火が通る
鍋の中の保温性が高いのか、しっかり火が通って野菜も肉も柔らかく仕上がります。みじん切りじゃなく適当なざく切りでも問題なく使えるので料理の手間が省けます。
調理家電として万能。できる料理の幅が広い
今まで使った調理家電のイメージは、狭く特化した機能はすごいけどそれ以外使えないから、毎日は使えないというイメージでした。
ですがへルシオホットクックは、味噌汁やスープ、カレーなど普段使いできるメニューに強いので毎日使えます。実際買ってからほぼ毎日何かしら稼働しています。
またお菓子や低温調理や発酵調理もできるので、たまに作りたい系統の調理もしっかりカバーできます。
慣れればオリジナルメニューで自動調理もできる
内蔵メニューは100以上あり、ダウンロードメニューもあるので選べる自動メニューの数はすごいんですが、自炊していると残り物で適当に作りたい時もありますよね。
そんな時は自分で、調理モード(炒め、煮込みなど)を選んで時間も自由に設定して調理することもできます。
何度か内蔵メニューで調理すれば、これくらいできるかなという感覚がつかめますよ。
あとは無水調理鍋のレシピ本も参考になりますよ。
ヘルシオホットクックはこんな人にオススメ!
家事で忙しい人
家事のやることが多くて家事の作業負担を減らしたい人、家事を家電で時短化したい人にぜひ使って欲しいです。
ホットクックの調理の時間に他の家事を片付けることができて便利ですよ。
フルタイムで働いているけど自炊したい人
フルタイムで働いていて料理に時間は割きたくないけど自炊はしっかりしたい人にもオススメです。
予約調理もできますし、材料を入れるだけで多くの料理ができるので、家事の時間が少ない中でも料理しやすくなりますよ。
外食から節約メインで節約したい人
初期投資としてはお金がかかりますが、自炊メインにする上で料理の手間を大きく減らしてくれます。
僕もそうでしたが料理の手間が減ることで自炊への意欲が高まります。
料理が苦手だけど自炊したい人
ホットクックはしっかり料理ができる人向けの家電というイメージもありますが、使ってみた感想としては、そう思いません。
レシピが内蔵されていますし、レシピブックや公式サイトのレシピも充実しているので、手順通り作れば全て自分で料理するより簡単に料理をすることができます。
機械での自動調理なので、誰が作っても同じ出来上がりになるので、これから料理にチャレンジしたい人にこそ使ってみて欲しいです。
手間が少なくなる分、新しい料理を作ることへの興味も出てきますよ。
へルシオホットクックで実際作ってみた料理
ホットクックを買ってから性能を試してみたくていくつか料理を作ってみました。それぞれの感想を書いてみますね。
ナポリタン風パスタ
乾燥パスタを半分に折って投入することでパスタまで作れちゃいます。
フライパンで炒めたナポリタンとは違って、スープパスタに近いけど味はしっかりナポリタン。
麺はかなり柔らかめになります。アルデンテは難しいですが、自動調理でこれなら上等という出来上がりです。
シーフードクリームパスタ
ヘルシオホットクックはパスタのゆで具合はかなり柔らかめになるので、スープパスタがベストな調理方法かも。
簡単で美味しいです。スープパスタの材料で加熱して最後にクリームを入れるだけ。
具材を変えるだけのアレンジで残りもののスープパスタも色々作れそうです。
無水カレー
野菜から出る水分で、水を入れずにカレーが作れます。
鶏の手羽元と野菜、カレールーを入れてあとは加熱するだけ。
しっかりカレーになってます。ルーと具材の美味しさがしっかりブレンドされて、おいしく仕上がりますよ。
具沢山味噌汁
味噌汁が具材を入れてほったらかしで作れるのは本当に便利。味噌汁メイン用に買ってもいいんじゃないかと感じています。味噌をとく作業も必要ないので、フタを開けたらすぐ味噌汁が食べられます。
豆腐を入れて作りましたが、かき混ぜ工程で豆腐が潰れずにできましたよ。
小豆の甘酒
低温調理で甘酒も作れちゃいます。
レシピブックには、普通の甘酒の他にも「さつまいも」、「雑穀」、「にんじんとリンゴ」、「小豆」の甘酒のレシピが載っています。
初めての甘酒は、小豆で作ってみましたが、しっかり甘くておいしくできました。
市販の甘酒よりさっぱりした甘さで飲みやすい印象でした。
ブラウニー
チョコレートケーキです。
お菓子作りの場合はホットクックに入れるまでに湯せんしてチョコとバターを溶かして材料を混ぜ合わせてと普通にオーブンで焼くのと手前は変わりませんね。
ただオーブンが家になくても焼き菓子を作れるので、オーブンを買うほどじゃないけどたまにはお菓子を作りたい人にはいいですね。
蒸し料理
内鍋に水を入れて、付属の蒸し板をセットすることで蒸し料理もできます。
写真は市販の中華まんを蒸したところです。
インスタントラーメン
なんと内蔵メニューには「即席めん」のメニューもあります。
小鍋で煮込むタイプの袋麺のインスタントラーメンも調理メニューで作れます。
時間は15分ほどかかりますが。
具材をたっぷり入れられるのは嬉しいところ。
少数派かもしれませんがコンロを使わずホットクックのみで自炊を完結させたい人には嬉しいメニューですね。
ヘルシオホットクックのここがすごい
カバーできる料理の幅広さ
味噌汁から煮物、カレー、パスタと普段よく作るメニューをしっかりカバーできます。
またお菓子や低温調理もできるので作れる料理の幅がすごく広いです。
品数をそれほど作らないなら、コンロを使わなくても日々の料理をこなせるくらい普段使いできる家電です。
調理家電は使わない時は全く使わないパターンも多いですが、ホットクックは毎日使えるくらい活躍するシーンが多い調理家電ですよ。
公式サイトや付属のレシピブックや本体内蔵メニューが多いのも魅力です。
ボタンを押したら料理のことを忘れられる
基本的に「調理開始ボタン」を押すと完全にほったらかしにできます。
ですのでホットクックの調理中は、別の家事をしたり、勉強したり、テレビをみたりと他のことに完全に集中できます。
コンロだと火加減や吹きこぼれを気にしたり、鍋の中を混ぜに行ったりという作業をときどきしないといけないので、料理のストレスが激減します。
また完全に違うことをできるので、これまで料理に使っていた時間でいろんなことができます。
使える時間の差は1日だと小さいですが、1年や数年で考えると大きいですよね。
予約調理もできる
ホットクックは全メニューではありませんが、予約調理ができます。
朝出かける前や寝る前に、調理のセットをして予約しておけば、夕方帰ってきた時や朝起きた時にすぐできたてのご飯を食べられます。
キッチンが汚れない
ホットクックは炊飯器のように密閉された鍋の中で調理をするので、料理が飛び散ったりして周囲が汚れることがありません。
フタを開けた時や料理をお皿によそう時にこぼれた汚れくらいなので、キッチン周りの掃除がラクになりました。
お手入れが簡単
調理家電はパーツが洗いにくかったり、組み立て・分解が面倒なイメージがありますが、ホットクックはシンプルにお手入れできます。
汚れるのは炊飯器のような「内鍋」と「かき混ぜユニット」、「内フタ」がメインであとは、「蒸気の受け皿」と「蒸気排出口のフタ」だけ。
テフロン加工されたフライパンに比べるとやや材料が内鍋にこびりつきやすいですが、体感では普通の鍋を洗うのと変わりないくらいです。
ダウンロードでメニューが増やせる
無線LAN対応なので、ネットに接続すればダウンロードで内蔵メニューを増やすことができます。
またランキングでよく作られているメニューから選んだり、ホットクックが献立をオススメしてくれたりという機能も使えますよ。
注意点としては以下の条件だとホットクックのネット接続は利用できないと説明書に記載があるので、購入前にご自宅のネット環境が対応するか確認することをオススメします。
- ネット接続時に毎回ID認証が必要な場合
- ダイヤルアップ、モバイルルーター、スマートホンのテザリング
卓上でも使える
電源があれば、卓上に持って行って使うこともできます。
キッチンの空きスペースが狭い場合は、置き場所を別に作って、食卓スペースで調理する使い方もアリですね。
専用内鍋ごと保存できる
ヘルシオホットクックには内鍋専用のフタが付属しています。料理をしたら内釜ごと取り出してフタをしてそのまま保存することができるんです。
タッパなどに移す手間なく保存できるのは嬉しいですね。
食べる時には内鍋を本体にセットしてそのまま温め直しもできますよ。
内鍋だけでの別売りもされているので、2つの内鍋を使いまわして、複数メニューを作ることもできます。
内鍋が1万円弱というそれなりの価格するのがネックではあります。
ヘルシオホットクックのイマイチな点
本体サイズが大きいのでスペースが必要
ホットクックのサイズは炊飯器よりも大きいくらいなので、なかなかの大きさです。
キッチンに常設しない場合でもそれなりの置き場所や使用場所は確保する必要があります。
火力の微調整は難しい
調理中はフタを閉じて、ホットクックにお任せ調理になります。そのため調理の様子をみて火力を細かく調節することはできません。(調理を停止させてフタを開けることはできます)
麺を固めに茹でたい、肉をレアにしたいなど火の通り方を細かく調整したい料理はやや不向きです。
ただ自分で手動設定して調理時間を決めることはできますので、短めに設定するなどして対応することはできますよ。
麺類料理はイマイチ微調整しにくい
麺をほぐしながら茹でたり、炒めたりができないので麺類の調理のでき具合は、普通の料理に劣るイメージです。
内蔵メニューの麺類調理だと、やや柔らかすぎる印象です。
麺を固めに茹でたい場合は、手動設定で短めの時間を設定するなどする必要があります。
パラっとさせたい炒めものには不向き
チャーハンのように強火でパラっと仕上げたい炒め物には不向きです。実際作ってみましたが、コンロでの強火に比べるとややベチャッとした出来上がりになります。
あと餃子も試してみましたが、コンロで作るように底がパリッとは難しいですね。
それなりにはおいしくできるので、好みの問題ですが。
手動設定でおいしくできないかチャレンジ中です。
内鍋にこびりつきやすい
内側はテフロン加工されていないので、内鍋に料理がこびりつきやすいです。
特に卵が落ちにくいので、チャーハンを作った後は洗うのが中々大変でした。
重曹を入れて沸騰させる「お手入れモード」メニューもありますが、全ての汚れがスルッと落ちるわけではないですね。
ヘルシオホットクックまとめ
ホットクックは本当に買って良かったです。
今まで買った調理家電の中でも自分の中でベストと言い切れるくらい。
自炊の幅を広げつつも時短ができるところが本当にすごいです。
価格は高い(4万円超え)ですが、しっかり自炊に活用して外食を減らせれば日々の食費の節約になってモトは取れるし、食生活も健康的にできると考えています。
ぜひオススメしたい家電です。
勝間さんの家事本もヘルシオホットクックや時短家電に興味がある人にオススメです。ヘルシオホットクックや他の時短家電を使った先の生活がイメージできますよ。
別記事でヘルシオホットクックで作った料理の記事もこれからあげていく予定です。
そちらも参考になれば。
では、また
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