【書評】「まだ東京で消耗してるの?」プロブロガーの語る地方移住のリアルに共感!

 

こんにちは、ひなたです。
 
今日は、高知に移住して「まだ東京で消耗してるの?」を書いてるイケダハヤトさんの著書を読んだのでご紹介!
著書のタイトルもブログと同じく「まだ東京で消耗してるの?」です。
 
ぼく自身も大阪から広島の地方都市へ移住(Uターン)しました。
実際に地方へ移った自分も共感できる内容もありつつ、さらに限界集落へ移住した生の声もまた非常に参考になる一冊。
 

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2段階移住というスタイル

 
イケダハヤトさんは、東京から高知への移住。
都市部へまず移住して、そのあとに限界集落への移住をされています。
 
なぜ2段階という形で移住したのかというと、田舎は特に、直接触れてみたいとわからないことが多いから。
だから自分が住みたい場所を探すために、まずは県の中でも都市部でそれまでの生活とのギャップが少ない場所に移り住む。
そこを拠点に、いろんな地域を訪ねたり、地域の人と知り合いになったり、現地に行かないと知ることのできない情報を集めてそれを元に限界集落へ移住したそうです。
 
その土地の文化やその土地の人が移住者に何を求めているかって実際行ってみないとわからないことです。
あとはその土地の人との相性も直に触れあってみないと分からないことです。
 
また物件情報もクローズドなことが多いので、いい物件情報も都会のようにネットに出てくることも少ないようです。
 
本にも書かれていますが、土地の人は移住者に神事やその土地での地域活動への参加を求めているのに、個人主義に田舎でゆっくりしようと思って移住するとうまくいかないのは明らかですよね。
自分も地元がどちらかというと田舎で、地域での人の距離の近さに閉塞感を感じて、その雰囲気が好きではなかったのですごく共感できました。
ただそれって、どう感じるかは人によって違います。その距離感の近さがすごくいいと言う人もいるので、自分と合う場所を見極めることが大事ですね。
 

地方では、開拓が楽しめる

 
また地方では情報が出回ってないようないい場所もたくさんあって、それを開拓する楽しみがあるんですよね。
 
イケダさんの周辺では地域の人がまだ未開拓の「壮大な滝があるらしい」なんて話もあるらしいです。さすがに自分の周りではそこまでいきませんが。
広島でも中心部や宮島のような有名な場所は情報がたくさん出てくるんですが、中心から外れた地域の情報は極端に少ないです。
 
飲食店の情報で食べログが機能してないっていうのはまさにそうで、チェーン店がかなり上位にあったり。
でも実際にいろんなお店に行ってみるとちゃんと美味しいお店はたくさんあって。
そういう情報未開の場所を自分で探し出す楽しさはすごくありますね。
 

奥さんのインタビューも参考になる

 
またイケダさんが奥さんにインタビューしている部分があるのですが、そちらも参考になります。
奥さんが上げているのは、「食が豊かになったこと」、「子供とどこかに行くのがラクになった」「時間に追われない生活になった」ということ。
 
インタビューの中でのお二人の会話を読んでいて移住に関わらず、お互いが納得して住める環境だと自然に関係も良くなるのかなというのを感じますね。
 

まとめ

 
イケダハヤトさんのブログはイケダさんが高知へ移住されてしばらくした後から読んでいて、その内容をコンパクトにまとめてくれている内容でした。
地方での生活の魅力や地方の深いところに移住されたイケダさんならではの情報がたくさん詰まっています。
また2段階移住のところであげられているような移住に失敗するパターンや注意した方がいいこと、風習などの田舎のリアルな情報も書かれているので、「移住してみたい、興味がある」という人には是非読んでほしいところ。
 
僕も地方に住んでいてブログを書いているので、イケダさんの高知のディープな情報発信に地方への好奇心をかき立てられました。
自分も住んでる広島を掘り下げて、新しい情報や場所の開拓を楽しみつつ、役立つ体験談を書いていきたいなとモチベーションが上がりました。
 
地方の面白さや可能性がたくさん詰まった一冊。ぜひ一読をオススメしますよ。
 
では、また!