小説「世界から猫が消えたなら」。大切なものに想いをはせる物語

 

こんにちは、ひなたです。
 
Kindle定額読み放題始まりましたね。
早速、どんな本が読めるのかAmazonサイトで見ています。
 
今回ご紹介するのは、川村元気さんの小説「世界から猫が消えたなら」
 
NewImage

 
 
以下Amazonより抜粋
 
僕は生きるために、
消すことを決めた。

今日もし突然、
チョコレートが消えたなら
電話が消えたなら
映画が消えたなら
時計が消えたなら
猫が消えたら
そして
僕が消えたなら

世界はどう変化し、人は何を得て、何を失うのか
30歳郵便配達員。余命あとわずか。
陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。
僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった―――

消してみることで、価値が生まれる。
失うことで、大切さが分かる。
感動的、人生哲学エンタテインメント。

郵便配達員の主人公がある日余命を宣告されます。
そこへ悪魔が現れ、世界の中からあるもの一つを消すことで主人公の寿命を延ばすという話を持ちかけます。
ものを消して1日を得て過ごす主人公。
その時間の中で会いたい人に会ったり、過去を振り返ったり。
 
人生のロスタイムの中で、触れてはいたけど気づかなかったことに気づいていきます。
 
「アタシ、悪魔です!」 「アクマ?」 「そう悪魔!」  ということで、(やたらと軽く)悪魔が登場した。
 
こんな感じで余命宣告されて死ぬ間際だけど、不思議と絶望や暗さはなくって主人公も悪魔もペットの猫も不思議と軽い。
コメディのように軽く始まって、スッとストーリーに入っていけてすごく読みやすいです。
 
物語の世界に入って行って物語が進んでいくと、やっぱりウルっと来るお話。
涙腺が弱い人は家でじっくり読むことをオススメします。
 
アッサリ軽めで、でも心にしっかり響く物語。
 
設定もシンプルで、小説が苦手な人にこそ読んで欲しい作品。
もちろん本が好きな人にも。
 
川村元気さんの作品は初めて読みましたがすごく良かったです。
Kindle読み放題登録している人は必読ですよ。
 
 
「億男」も読み放題対応だったのでダウンロードしました。こちらもどんなお話か読むのが楽しみ!