【読書】キングダムでおなじみ呂不韋(りょふい)の小説「奇貨居くべし」。第1巻春風篇を読んだよ

こんにちは、ひなたです。
 
最近大人気の漫画「キングダム」。めちゃくちゃ面白いですよね!ぼくも大ハマりしています
この漫画がキッカケで中国の春秋戦国時代に興味を持った人も多いのでは?
 
「キングダム」では最近ひと段落した前半戦(国内統一編)でのラスボス的存在であった呂不韋(りょふい)。
 
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引用:キングダム40巻より
 
今回は彼が主人公の小説をご紹介します。
 

呂不韋の生涯を描いた作品

 
著者の宮城谷昌光さんは中国の春秋戦国時代を題材にした作品を多く書かれています。
 
この「奇貨置くべし」では秦(しん。中国の古代国家の名称)の始皇帝の父とも言われ、商人から秦の宰相(さいしょう。近代以前の中国における最高位の官吏の名称)までのぼりつめた呂不韋の生涯が描かれています。
文庫本で5巻あるのでなかなかのボリュームです。
Kindle版は出てなく文庫本のみ。Kindle化してほしいところです。
 

キングダムを読むとさらに楽しめる

 
この「奇貨置くべし」、キングダムを知る前に1度読んでいるので数年ぶりの再読になります。
最初に読んだ時は春秋戦国時代のイメージがゼロの状態で読んでいたのですが、キングダムを読んで(史実通りでは無いですが)イメージが深まったので再読してみようと読んでします。
 
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引用:キングダム18巻より
 
キングダムの重要人物が主人公ということでスタートはキングダムの舞台より少し以前になりますが、キングダムで出てくる人物もかなり登場します。
全てが史実ではないですが、史実との違いや登場人物同士の意外な接点なども楽しみつつ読めますよ。
 

呂不韋の少年時代を描く第1巻

 
韓という国の商家に生まれた呂不韋。
当主である父のいいつけで従者と共に遠方へ旅に出ます。
そこである事件をきっかけに他国である趙(ちょう)や秦(しん)と関わっていくことになるという形で物語が始まります。
 
キングダムで趙の旧三大天の1人として描かれる藺相如(りんしょうじょ。キングダムでは回想のイメージのみ)や廉頗(れんぱ。キングダムでもかなり重要人物として出てきますね)、春申君(しゅんしんくん。こちらもキングダムの重要人物)も登場します。
 

まとめ

 
過去にこの作品を読んでできたイメージだと、呂不韋が理想を追求する徳の人、始皇帝(秦王 政)がやりたい放題の暴君というイメージなんですよね。
キングダムとは全くの正反対のイメージですね。。
 
キングダムも出てきた実在の人物がどう描かれてるのか、どう物語に絡むのかもまた楽しんで読めそうです。
 
春秋戦国時代に興味がある人は宮城谷昌光さんの小説はオススメですよ。
戦国四君の1人「孟嘗君(もうしょうくん)」や軍神「楽毅(がっき)」などを主人公で描いた作品もあります。
これらはKindleでも出ているので電子書籍派の人はそちらからどうぞ。
 
 
 
 
「奇貨置くべし」2巻以降もまた読んだらレビューします。
では、また!