映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を観てきました。
文豪「太宰治」と彼が愛した3人の女性との関わりから太宰作品がどう創られたのかを描くストーリー。
ストーリー内容は事実通りでかなり病んでしまう内容。ですが登場する太宰治と周囲の人々をゴージャスな俳優と演出で見応えある内容になっていました。
2度観たいストーリーでは無いけど、インパクトに残る映画でしたね。
出演俳優が好きなら観る価値ありです。
ただし気分が落ち込んでいる時はオススメしません。
小栗旬が演じる太宰のカッコよさ、ずるさ、人間的弱さなど太宰の人間臭さを存分に味わえる内容でした。
太宰と絡む3人の女性それぞれの狂気がどう表現されているかも見どころですよ。
Contents
映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の見どころ
カラフルでキレイなシーンが多い
監督が写真家の蜷川 実花(にながわ みか)さんなので、カラフルで映画のポスターにそのままなりそうなシーンが多かったです。
本当に絵になるシーンがすごく多くて、独特の味がありました。
同じ監督作の「さくらん」、「ヘルタースケルター」を見たことがある人はよく分かるのでは。
どちらも「アマゾンプライムビデオ」で見ることができますよ。
豪華な俳優陣の演技が見応えあり
小栗旬、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂ふみ、藤原竜也、高良建吾などなど、主演だけでなく周囲の人物たちを演じる俳優がとにかく豪華という印象。
それぞれの強い個性や迫力に、当時の文豪たちも雰囲気を発していたのかなと思わせられる作品ですよ。
文学に興味無い人も興味が湧くかも
近代の文豪たちの作品は自分もそれほど興味が無かったのですが、この作品をみて「実際の作品はどうなのか」という興味がすごく湧きました。
こうまでしていろんな人も振り回し、自分も含めて傷つきながら創作された作品たち。
制作時の人間ドラマからアプローチすると、また違った角度で興味が湧きます。
「人間失格 太宰治と3人の女たち」のイマイチな点
事実をもとにつくられた映画で、妻とそれ以外の女性との恋愛模様をメインで描いているので、当然ながらハッピーな映画では無いです。
知った上で見に行く人が多いのかと思いますがストーリー的には気持ちが沈む部分はあります。
見ていて「しんどいなあ」と思わされるところがマイナス面ではありますね。
まとめ:「人間失格 太宰治と3人の女たち」は演劇的に楽しめる映画
ウツなストーリーで小栗旬演じる太宰治のクズ男っぷりにゲンナリしてしまうんですが、出演している俳優たちの熱演は見応えのある映画でした。
見ることで、あまり知らなかったけど興味を持つ俳優を発見できるかもしれませんよ。
個人的には、「太宰の最後の女」役の二階堂ふみがすごく印象的でした。可憐さと狂気にのまれますよ。
二階堂ふみの出演作はあまり見たことが無いので、この「人間失格」を観て興味をひかれました。
ストーリーよりも俳優の演技を楽しめる映画という印象でした。
気分を上げるにはオススメできませんが、演劇として楽しめる映画でした。
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